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2016.03.11 【制作協力】 『災害時における子どものこころのケア』を発行しました |
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昨年に引き続き、特定非営利活動法人チャイルドライン支援センターの冊子作りに萌文社が制作協力し、ブックレット『災害時における子どものこころのケア』を刊行しました。 チャイルドラインとは、18歳までの子ども専用電話です。月曜日から土曜日まで、フリーダイヤルを開設し、全国の子どもたちからの電話を、「受け手」と呼ばれるボランティアが受ける活動です。東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故以降、さまざまな子どもの声を聴いてきました。昨年度は、それらの声を、岩手県・宮城県・福島県、そして茨城県や全国各地の声を分類・分析し、冊子としてまとめました。 これを受けて制作した本ブックレットは、今後いつ起こるかわからない、あらゆる種類の災害を想定した備えと発災後の子どもへの対応法をまとめたものです。本ブックレットを通じて、災害時および災害後において子どもの最善の利益を担保するために何ができるのか、何をすべきなのか…。ぜひ、全国のチャイルドライン関係者とともに考えていただきたいと願い、作成されました。 子どもに関わるすべての方にご一読いただきたく思います。
※2015年3月発行『東日本大震災 子どもたちへの影響 —チャイルドラインに寄せられた子どもの声の記録から』(2014年度)については、コチラをご参照ください。 >>> http://www.hobunsya.com/news/150601.html
======================================== ●非常時に、子どもたちが自分の不安を安心して言えるようにするための手立てとしての「聴く」という手法 1.聴くを下支えする3つの要素 2.話し出す瞬間は子どもが決める 3.子どもが話さずにはいられないその話を聴く 4.子どものありのままを受け止める 5.同情とこころを寄せることは違う6.子どもの気持ちや経験は自分の気持ちや経験とは違う 7.フィードバックと確認で深く聴く 8.子どもが自分をエンパワーメントする力を支援する 9.無くて七癖 10.おわりに—子どものこころに耳を澄ます ●震災後の子どもの居場所づくりは、どこに主眼を置くべきか 1.保護者の要望と子どもの実態に生じる大きな差 2.子どもが主体の場づくりをとおして、地域全体を居場所に変える 3.子どもがやりたいことを関係の中で実現する 4.おわりに—居場所観を考える必要性 コラム●子どもたちの保養キャンプ コラム●遊びを通じた子どものケア ●子どもを傷つけずに寄り添う 1.トラウマケアついて 2.グリーフケアについて 3.ボランティアにできること 4.おわりに—子どもとおとなのこころをつなぐ ●大切な日頃からの「顔の見えるネットワークづくり」 1.行政との連携 2.地域NPO団体や国際NGOとの連携 3.学校・幼稚園・保育園との関係 4.子どもの参画 5.おわりに—復興も防災も「子どもとともに」 ●相手を大切に、自分も大切に 1.被災地に出向く前の心得 2.子どもにかかわる支援ボランティアの心得 3.被災地に行かないボランティア 4.おわりに—被災地と心の通うボランティア活動を ポイント1.支援側が、まず知識を持ったうえで取り組む ポイント2.ボランティアが行う支援は、ニーズを確認し相手の望むことを行う ポイント3.平時のつながりが役に立つ ポイント4.children first(チルドレン・ファースト) 著者プロフィール
本書はどなたにでもご郵送しています。(送付手数料あり) ご希望の方は、発行元でありますNPO法人チャイルドライン支援センターが応対いたしますのでご連絡いただけたらと存じます。下記のFAX用紙、またはメール・電話にて、チャイルドライン支援センターにお問い合わせください。
>> チャイルドライン支援センター事務局 ⇒ http://www.childline.or.jp/supporter/index.html
※申し込みチラシを(右)をクリックすると、画像が拡大されます。ダウンロード・印刷してご利用ください。 |