障害者福祉から精神医療、子育て・子育ち分野を中心に幅広い出版活動を行っています。

特集　新型コロナ基礎学習のために
COVID-19 の流行から公衆衛生の到達点をみる～現状分析と将来展望～（高鳥毛敏雄）
基礎から学ぶコロナ罹患後症状（森岡慎一郎）

第55 回全国保健師活動研究集会報告集
基調報告　　健康格差社会と公衆衛生の課題（近藤克則）
基礎講座１　改めて（コロナ）感染症を学ぶ（岡部信彦）
基礎講座２　子どもへの虐待や面前DV の問題（鷲山拓男）
基礎講座３　コロナ禍のこころの健康（伊勢田堯）
基礎講座４　新型コロナが及ぼす子どもへの影響（林恵津子）
トーク１　感染症対策と公衆衛生の責務（大橋俊子）
トーク１　感染症対策と公衆衛生の責務（中澤正夫）
トーク１　フロアからの発言
トーク２　【レポート１】保健師、保健所職員の命を守れ
～「保健師、職員増やしてキャンペーン」と「いのち守る33 キャンペーン」～（小松康則）
トーク２　【レポート２】自治体としてのコロナ渦対応と保健所及び保健師の勤務改善の取り組み（山本民子）
トーク２　【講義】過重労働をなくし健康で人間らしく働くために　～労働時間短縮と職場の労働衛生～（佐々木昭三）
コロナ禍の学び合い～新潟のつどい３年間の振り返り～（渡邉郁子）
【レポート】地区活動の実践と研修継続に至るまで～プロセスを踏んだ研修づくりから変わった実践～（小林まり子）

《目　次》
『全国の職場の実態と国への請願の取り組み、保健師増員の状況』
　　　　　　　　　日本自治体労働組合総連合（自治労連）　公衆衛生部会　事務局長　山口　浩

コロナ禍で保健所は『災害状態』職場の実態と大阪府職労の取り組み
　　　　　　　　　大阪府関係職員労働組合　執行委員長　小松康則

保健所で労働運動を一からつくる　～労基署への告発・記者会見に至る過程とその後～
　　　　　　　　　自治労越谷市職員組合　組合員　越谷市保健所職員　齋藤知春

東京都・区の保健所の状況、保健所への応援体制と民間委託の問題
　　　　　　　　　江東区職員労働組合　執行委員長　城東相談所　保健師　山本民子

南相馬市の相双保健福祉事務所へのリエゾン活動報告　　　　　　　小野寺初枝

　全国保健師活動研究会は、横浜開催予定の第53回研究集会を紙面開催としました。このブックレットは、その集会の学習資料として、各分野の専門の先生方にご執筆頂いたものを、保健師の現場からの報告と合わせて、新型コロナ特集として発行しました。執筆者の方々からは、各専門分野から新型コロナ対策の基本的な考え方や具体策とあわせて、日本の公衆衛生の充実の重要性が示されています。

《目　次》
新型コロナウイルス感染症対策の基本
～基本的な感染症への理解が新型コロナウイルスに対する住民支援に結びつく～（岡部信彦）

公衆衛生の歴史と感染症対策、今改めて保健所の役割を考える
　　～生存権・健康権を保障する第一線の機関～（高鳥毛敏雄）6

公衆衛生学・産業衛生学・社会医学の視点でCOVID-19対策を考える（服部　真）

健康格差拡大と新型コロナパンデミック下の住民支援の課題
　　～社会疫学・社会予防医学の視点から～
　　　　　　　　　　　　（東馬場要、河口謙二郎、井手一茂、飯塚玄明、近藤克則）

【紙面座談会】コロナ禍、人々の心の病や労働者の健康の実態は？保健師の現場の実態は？

　新型コロナウイルスと「心の病」（附：保健師のための、そして保健師に期待する10か条）（中澤正夫）
　コロナ禍の労働者の実態といのちと健康を守る課題（佐々木昭三）
　杉並区の新型コロナ感染症に対する対応（三浦いづみ）
　長崎市におけるコロナ禍での保健活動（吉峯悦子）

50年前に始まった保健師による自主的な研究会活動は、様々な国の政策に左右されながらも、保健師の役割や保健師の姿勢については、一貫して迷うことなく、“住民のいのちとくらしの保障”を追及してきました。本書は、50年の集大成として開催された「第50回全国保健師活動研究集会」のプログラムに基づいて編集したものです。

第１章　はじめに　（藤岡光夫）
第２章　公平な健康実現を目指す保健活動と調査研究の課題　　（藤岡光夫）
第３章　生命と生活に関する公的統計　　（藤岡光夫）
第４章　事例研究と統計研究　　（藤岡光夫）
第５章　保健活動における実践例　　（吉峯悦子・瀧口京子・田中美穂・加藤節子・阿部恵美子）
第６章　あとがき

 筆者は、コ・プロダクションとは「専門家とサービス利用者が対等な立場で、相互に協力しながら、サービス内容と政策を決定する」という思想で、「精神科医療の行き詰まりだけでなく、行政が直面する難題に新たな方向性を見出すことのできるアプローチかもしれない。生活臨床が追い求めてきたものと共通するものではないか」と述べている。

自治体に働く保健師として、公共政策のあり方は重要な課題である。現状では、このコ・プロダクション思想を公共政策にまで取り入れることはかなり難しいが、現場での地道なとりくみから発信していくことを大いに期待する。

主要目次

Ⅰ　はじめに

Ⅱ　高齢期問題・高齢者の貧困

1.高齢期問題とは

2.高齢者の貧困

3.高齢期問題と自治体保健師

Ⅲ　国が積み上げる保健・医療・介護改悪

1.1980年代から後退へ

2.臨調行革に応じての医療政策へ

3.「税と社会保障一体改革」から「安倍プログラム法」まで

Ⅳ　本格化するデーターヘルス計画

1.今回の医療保険「改革」の一部にデーターヘルス計画が

2.整うデーターヘルス計画の条件

3.支払業務の電子化をめぐって

4.ほめることからはじまるデーターヘルス計画

Ⅴ　認知症施策推進戦略と自治体保健師

 1.地域保健上避けられない課題

2.新戦略の概要

Ⅵ　自治体保健師に求められていること

1.情勢が保健師に求めているもの

2.地域保健活動について

3.健康づくりの環境整備とは

4.地域健康づくりの組織と組織活動とは

5.地域保健活動をすすめる体制づくり

6.健康づくりのための環境整備

7.活動事例検討のすすめ

Ⅶ　おわりに

主要目次

1、福島第一原発事故と放射能汚染—事故から３年がたって

2、放射能とは？　なぜ有害なのか？—電離作用がもたらす影響とは？

3、急性放射線障害と晩発性障害の違いは？—なぜ、がんや白血病が問題になるのか

4、放射能がもたらした被害・差別—福島県産というだけで購入されない現実

5、海の汚染—汚染水はいまでも流出し続けている

6、原爆開発から始まった許容量の考え方—リスク（危険）・ベネフィット（利益）の考え方とは

7、原発推進のためにゆがめられた被曝基準—リスク論の登場

8、原発で起きた大事故の衝撃—いったん事故が起きると安全基準値は通用しない

9、放射能汚染食品の基準をどう見るか—クローズアップされた内部被曝問題

10、もっとも影響を受けるのは子どもたち—いま、市民とともに生きるために

11、政治的に利用されるリスクコミュミケーション—どのように考えたらよいのか

12、原発事故と住民の健康管理、自治体に求められること—どのように考えたらよいのか

あとがき

主要目次

Ⅰ　はじめに

１．保健師業務の大きな転換

２．健康増進に名を借りた制度の見直し

３．自治体保健師は実践で主張を貫こう

Ⅱ　生活習慣病対策その目的について

 １．平成17年度全国衛生担当者会議

２．生活習慣病対策とは何か

Ⅲ　「『国民の健康生命が延伸する社会』に向けた予防・健康管理に係わる取り組みの推進について」をめぐる問題点

 １．削減額を明示した方針

 ２．「取り組み」の趣旨と内容

Ⅳ　健康増進に名を借りた５兆円削減策

 １．日本再興戦略に健康問題が

２．「会議報告」について

３．データーヘルス計画とは

Ⅴ　新しく出された厚労省の「地域における保健師活動に関する指針」について

１．「指針」にどれだけ現実味があるか

２．「指針」に何が書かれているか

３．健康局長通達と「指針」について

４．地域における保健師の保健活動

Ⅵ　おわりに

主要目次

はじめに 本書（講座学習）からの保健師同士の学びについて

第１章　本講座からの学びに向けて

１．本講座に参加した保健師の悩み・課題

２．国の施策はどのように進められてきているか

３．国の施策をどのように受けとめて自治体の事業を進めるか

４．地域保健活動を具体的、構造的に進めるための基礎実態の確認と予防の視点

５．国の施策とその変遷（多様化）から保健師の基本を考えることへ

６．25年度に向けて国の方針をみる

第２章　地域保健活動における保健師としての実践を具体的に考える

１．地域における「組織的・共同活動」を重視する

２．講座の中での話し合いの中に潜んでいると思われる「考えたい課題」をすえる①～繩ｺ（講座での話し合いの記録から）

３．グループの話し合いで出された課題へのコメント～実践の進め方を具体的に考える～

第３章　報告された実践

１．須崎市認知症家族の会の持ち方を考えたとりくみ

２．「住民とともに学び合う」地区活動の魅力

３．職員学習会の事例（埼玉・吉川市）

４．山梨保健師学習会

（付）　第45回全国保健師活動研究集会実践講座での感想・学び

おわりに 現代社会における「生き方」を考える視点として

あとがき

  ２万人に近い死者・行方不明者を出し、人々の生き方や暮らし方、行政のあり方、そして日本の経済社会体制の転換を迫った歴史的な大災害「東日本大震災と原発事故」に、被災地の保健師達はどのように立ち向かったか。保健婦資料館で、2011年９月から2012年４月末まで28の市町村を訪問し、73名の被災地の保健師たちの聴き取りをおこなった貴重な記録集です。

主要目次

宮城県石巻保健所の状況と保健師の活動～保健所は何をしたか　／　石巻市心のケア活動「その時、そして、今」　／　石巻市の福祉避難所の取り組みについて　／　震災の中で出産を介助して　／　被災地で保健師として体験したこと　／　宮城県七ヶ浜町の被災状況と保健師の活動　／　元大槌町保健師として取り組んだこと　／　相双保健所における精神障害者への対応～大震災と原発災害発生時の緊急対応から１年間の取り組み　／　原子力発電所立地地区被災地からの報告　／　〈特別報告〉管内に原発がある保健所の実情～青森県

  著者は阪神大震災を経験した医師として、東日本大震災発生直後から被災地に何度も足を運び支援活動に参加しました。本書は震災関連死を減らす視点から、被災地での実地調査をもとに書かれた医療と介護のレポートです。

主要目次

［1］坂総合病院での支援活動に参加　／　［2］東日本大震災の特徴　／　［3］住民と病院施設の被害　／　［4］東日本大震災における医療の状況　／　［5］東日本大震災における介護の状況　／　［6］東日本大震災における関連死　／　［7］地震と津波被害に伴う移動による高齢者の死亡　／　［8］原発事故に伴う移動による高齢者の死亡　／　［9］震災関連死と自然死　／　［10］震災関連死を減らすために

中学生のとき、神戸の叔母の無事に安堵した彼が　岩手に。
熊本で、直下型地震におびえた彼女が　宮城に。
９年前、東北の事業所支援に参加した彼が　福島に。

三人がそれぞれ東日本大震災の被災地に赴いた。
自らの足と目と耳で現地の“いま”を確かめ、自分の言葉で話しかけ、貴重な証言に触れ、目の当たりにした「真実」を、それぞれの感性で活字に込めた。

彼らのどの出会いも、被災地の「10年目の真実」を雄弁に語った。

このルポタージュが、震災からの復興をみなさんといっしょに考える、ひとつのきっかけになれば幸いです。

障害があるからしかたがない、障害があるから…と差別されてきた。
それが65歳になったとたん、「あなたは健常者と一緒です」と障害福祉サービスを打ち切られ、介護保険に移行させられ、支援時間が容赦なくカットされ、今までになかったような利用料負担に苦しむ生活が始まる。
65歳の誕生日から。

ふたりの生きざまを辿りながら、どうぞ驚き、ホロリと涙し、勇気をもらってください。
そして、自立支援法違憲訴訟、浅田訴訟が起こされた背景には、どんなに切羽詰まった要求があったのか、そして闘い抜いた強さはどこで育まれ、開花したのか。
訴訟そのものの意義とあわせてかみしめてほしいのです。
障害者権利条約批准から６年。
浅田達雄さん、秋保喜美子さん、そして無数のエースが、歴史を前に動かしています。

今、各地で、障害福祉サービスを行なっているＮＰＯに対して法人税の徴収対象にするという動きが強まっています。今なぜ、非営利法人であるＮＰＯ法人が課税対象となってしまうのか。本ブックレットでは、このＮＰＯ法人への課税問題の本質とは何かについてふれながら、広島であったＮＰＯ法人での法人税課税問題を取り上げます。また、この課税問題にわたしたちがどう対応したらよいのか、長年ＮＰＯ法人の課税問題に関わってこられた税理士の富田氏に、税法上の根拠、具体的に法人税を取り戻す方法について論じていただいています。

もくじ
Ⅰ　社会福祉法人「改革」の経過と問題（きょうされん経営管理部会）
Ⅱ　特定非営利活動法人希望のいりぐちの課税問題（広島・特定非営利活動法人希望のいりぐち・さんさん作業所　尾坂和正）
Ⅲ　ＮＰＯ法人等収益課税問題と憲法（税理士　富田偉津男）

このブックレットは、賃労働だけではない、全人格発達としての労働に光を当て、そもそも働くとはどういうことかを学ぶ入門書です。
ぜひ、赤ペンを持って、職場の仲間と一緒に読みあわせしながら、じっくり「労働の意義」を味わってください。きっと日々の実践の糸口となるでしょう。
本書を通じて、多くのみなさんが、障害のある人の「働く」と、自らの福祉労働を交差させ、「働く」現場に新しい風を吹かせて下さることを期待しています。

ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」でも話題となった、憲法25条・生活保護をテーマに取り上げます。制度的視点から事例を元に、わかりやすく「障害のある人と生活保護」を読み解いていきます。

このブックレットを現場ではたらく職員に生活保護、憲法25条の大切さを知ってもらう『入門書』として、また、健康で文化的な最低限度の生活とは、あたりまえのくらしとはどういうことなのかをあらためて考えるきっかけにしていただきたいと考えています。

もくじ

第一部　辞令　吉田春花「地域生活支援センター相談部」勤務を命ずる　職名 相談員　
　第一話　春の陽射し
　第二話　忘れた傘
　第三話　真夏の夢
　第四話　秋、天高く
　第五話　舞う雪
　第六話　夕影の山並
　最終話　この空の下で

第二部　価値ある人生を求める相談支援　山本耕平　　　　　　　　　　　　　　　
　はじめに―不自由からの解き放ちと相談支援
　１．人や人生、課題との出会いを大切に
　２．福祉実践者と「当たり前」「ふつう」
　３．当事者の強みやすばらしさを発見する共同作業を
　４．いま、「我が事、丸ごと」のなかで阻害される実践者集団での育ちあい
　５．個・集団・地域・社会の発達を組織する相談支援活動
　おわりに―ユニークな価値ある人生を求める相談支援を

あとがきにかえて
（巻末資料）障害者権利条約を地域のすみずみに活かす相談支援者の大切にする視点

2014年に日本が批准した障碍者権利条約にあるように、だれとどこでどのようにくらすかを選択することは、障害の有無にかかわらず、だれもが持つ権利です。

本書は、必要な支援を利用しながら、日々のくらしをつむいでいく障害のある人たちと、それを試行錯誤しながらささえる支援者の姿を描いています。障害があっても、あたりまえに、そして自分らしいくらしが保障されるためには何が必要か、あらためて確かめ合うツールとなれば幸いです。

2014年1月に日本が批准した「障害者権利条約」。

たくさんの方に知っていただきたいという願いから、

①障害当事者の実際のくらしをもとに権利条約のエッセンスを紹介！

②ステキなイラストで、よりわかりやすく！

③文字が大きく、ルビ付き、やわらかい表現で読みやすい！

を特徴としてつくられた1冊です。

本書は「障害の重い人たちの労働保障」をテーマとした実践を全国に紹介したいという課題にもとづいて、きょうされん就労支援部会での議論を踏まえ、この間の動向の分析等も含め、部会員各自の責任で執筆しました。全国各地では、まだまだたくさんの実践がとりくまれていますが、どんなに障害が重くても働くなかで発達や権利の保障をめざすきょうされんの実践と運動は、全国で初めて共同作業所が誕生して約40年経った今なお、ぶれることはありません。

今後もさらに実践を交流し、障害の重い人々の労働保障のとりくみを、よりゆたかに発展させていきましょう。本書がそのためのほんのひとつのきっかけになれば幸いです。 

精神科病床の居住系施設への転換問題に対し、6人の当事者が、病院での生活や地域移行後の生活の違いや、そこでの思いなどを告発する。

真の地域移行、地域生活支援とは何かを問う、病棟転換型居住系施設の動きに反対する運動へ寄与する一冊です。

3.11から3年。

ＫＳブックレット№18「満天の星空」の続編です。

2013年9月に福島県でおこなわれた、第36回全国大会での被災地の皆さんからの発言をまとめました。

「まだまだ、あの日から時間は止まったままであり、被災地ではいまだに深い悲しみと苦悩、そして原発への怒りが交差した複雑な心境で毎日を過ごしているのです。」（はじめにより）

今の情勢と現状を踏まえ、本来の相談支援とは何なのか、どうあるべきなのかを、実践を通じて再度考えていく必要があるという問題意識から発刊された、現場で障害のある人に向き合うすべての人に読んでもらいたい本です！

＊相談支援の現場から—さいたま市における実践（大須田潤子）

＊ふたば福祉会の相談支援活動（山本峰代）

＊当事者の声に耳を傾ける—相談支援の原点をふりかえる（池山美代子）

＊相談支援をめぐる情勢と相談支援のあり方（木全和巳）

…「これで助かったな」という思いがした。雪は降り続き、夜中には満天の星空だった。

明かりが消えた町、恐ろしく思うほどの星空が広がっていた。…（本文より）

岩手・宮城・福島・・・。東北三県の障害者支援に携わる事業所の「あの日、そして、それから」を手記でつづる。

  和歌山県にある「麦の郷」で、数々のヒット商品の開発や、販売経路の開拓を行なってきた柏木氏の渾身の一冊。 

大型スーパーの店長や食品スーパーバイザーなどをつとめた筆者が、食や流通のプロならではの視点で、農産加工を軸にした作業所での仕事おこしのノウハウを語ります！実体験に基づいた具体的なアイデアが満載！

  うつに関する本が書店にズラッと並ぶ昨今。福祉の職場も増え続ける事務作業や不安定な身分保障など、厳しいことに変わりありません。

最近、ココロも体も疲れてしまった…。もし、職場の仲間が倒れてしまったら…。
産業医も勤める精神科医が寄り添いながらの「うつ」の支え方を分かりやすく話します。福祉労働に携わる人、とりわけ管理職にはどうしても読んでおいて欲しい一冊。

「ただのハウツー本にあらず…」。蔵王すずしろがすべての利用者に月額4万円以上の賃金を払えているのは、豆腐が当たったせいだ、なんて思っている人はいませんか。私のところでは障害の重い人がいるから無理だ、小規模の作業所だからそんな投資はできない、そう考 えている人にこそ読んでほしい一冊です。

長い歴史の上に築かれた今日の精神障害分野について、きょうされん顧問の秋元波留夫氏が「未来への回想」という視点から語った長時間インタビューをまとめたブックレット。とくに秋元氏のインタビューは精神障害分野ではこの100年の大きな振幅を重ねきた激動期の数少ない生き証人として「近代精神医療史」の意味合いのある歴史的な発言となっている。