「原発」阻んだ岩手の母もし実現していたら福島第一以上の惨状吉村昭の名作短編「梅の蕾」の舞台になった岩手県田野畑村。今回の震災で大津波に直撃された浜辺には原発建設計画があった。阻止したのは、現在93歳の女性と仲間の主婦たちだった。—これまでの歩みをまとめた自伝『吾が住み処ここより外になし』(萌文社)刊行した。その中では、原発を誘致したほかの地域の人々のことも、案じている。その10ヵ月後、福島原発を襲った大震災は起きた。(AERA, No.29/2011.06.20)書籍紹介→『吾が住み処(すみじょ) ここより外になし』 ※現在増刷中!